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- 2025年6月15日
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【現場レポート】屋根塗装の「縁切り」作業とは？タスペーサーの注意点と当社が選ぶ理由
こんにちは。リリーフ住宅です。
今回は、屋根塗装の際に欠かせない「縁切り」作業について、現場写真とともにご紹介します。特に近年よく聞く「タスペーサー」との違い、そして当社があえて“縁切り”の手法を採用している理由を、専門家の視点から解説いたします。
■ 縁切りとは？なぜ必要？
スレート屋根（コロニアル屋根）に塗装をすると、塗料が屋根材の重なり部分に入り込み、排水の隙間がふさがれてしまうことがあります。この状態を「毛細管現象」といい、雨水が毛細管のように吸い上がって内部に侵入し、雨漏りや腐食の原因になります。
これを防ぐため、塗装後に屋根材の重なり部分に「隙間」を確保する作業が必要です。これが「縁切り」です。
■ タスペーサーとは？縁切りとの違い
近年では、カッターなどで塗膜を切る「縁切り」ではなく、塗装前に小さなスペーサーを挿入して隙間を作る「タスペーサー工法」が多く採用されるようになっています。
しかし、万能ではありません。
■ 【実例写真】タスペーサーによる屋根材の破損リスク
実際の現場写真をご覧ください。
📷 写真
この屋根は、過去にタスペーサーが挿入されたことが原因で、屋根材が持ち上がり破損していました。特に築年数が経過したスレート屋根は脆く、タスペーサーを差し込む際の力で簡単にひび割れが起きてしまうのです。
■ 当社が“縁切り”を採用している理由
リリーフ住宅では、お客様の屋根の状態に応じて最適な施工を行うため、基本的に【手作業での縁切り】を推奨・採用しております。
縁切りのメリット：
屋根材を傷つけずに隙間を確保できる
既存屋根の劣化状態に応じて柔軟に対応できる
タスペーサーのような異物を残さない
また、縁切りは一見地味で手間のかかる作業ですが、「丁寧な手仕事こそが雨漏りを防ぐ最大の鍵」と考えております。
■ まとめ：安心のために見えない部分こそ丁寧に
屋根塗装工事においては、塗装そのものだけでなく「水の逃げ道」をどう設計するかが非常に重要です。当社では、目に見えない部分も一切手を抜かず、長く安心して暮らせる住まいを提供することをお約束いたします。
ご不明点があれば、お気軽にご相談ください。
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