【保存版】無機塗料とは?後悔しないための外壁塗装ガイド|リリーフ住宅
目次
無機塗料とは何か?〜定義と基本構造〜
1.有機塗料との違いは?〜構造と耐候性の比較〜
2.無機塗料のメリット・デメリット
3.よくある誤解「無機塗料は割れやすい」について
4.リリーフ住宅の扱う“次世代型”無機塗料の特長
5.他社製品との性能比較(柔軟性・耐用年数・施工実績)
6.国家試験(JIS A 6909)に基づく耐久性の裏付け
7.施工時の注意点と正しい下地処理
8.過去の施工事例とお客様の声
9.こんな方におすすめ!無機塗料を選ぶべきケースとは
10.リリーフ住宅からのご提案と安心の工事体制
11.よくある質問Q&A
12.まとめ:無機塗料は「未来への選択」
1. 無機塗料とは何か?〜定義と基本構造〜
「無機塗料」という言葉を最近よく耳にするけど、実際にはどんな塗料なのか?という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
無機塗料とは、その名のとおり「無機物」を主成分にして作られた外壁塗料のことです。具体的にはガラスや鉱物などをベースとし、炭素(C)を含まない素材を主成分としているため、有機塗料に比べて熱や紫外線への耐性が極めて高いのが最大の特長です。
一方で、完全に無機だけでは塗料としての柔軟性や接着力が不十分なため、少量の有機樹脂を混合して製品化されているのが一般的です。そのため厳密には「無機ハイブリッド塗料」とも呼ばれます。
2. 有機塗料との違いは?〜構造と耐候性の比較〜
比較項目 無機塗料 有機塗料(シリコン・ウレタンなど)
主成分 無機物(鉱物、ガラス質) 有機物(炭素系ポリマー)
紫外線耐性 非常に強い 比較的弱い
耐用年数 20〜30年 (注意:商品によって耐用年数のバラつきがある。キセノンランプ式orメタルハイドランプ式の試験結果を重視しよう)
耐熱性 高い 中〜低
柔軟性 やや劣る(※後述) 高い
価格帯 高め 中〜低
3. 無機塗料のメリット・デメリット
メリット
圧倒的な耐候性(最大30年超の寿命)
雨筋汚れやコケ・カビがつきにくい“低汚染性”
燃えにくい(不燃性)という安心感
退色しにくく、長期間美観を維持
デメリット
塗膜が硬く、地震や建物の揺れにより割れやすいとされる(※)
施工単価が高め
塗装業者によって品質差が大きい(熟練が必要)
※ただし、この「割れやすい」という弱点を改善したのが、リリーフ住宅が扱う次世代型無機塗料です。詳しくは第5章で解説します。
4. よくある誤解「無機塗料は割れやすい」について
一部の業者やネット記事では「無機塗料は硬くて割れやすい」というデメリットが強調されがちですが、それは“昔の無機塗料”の話です。
確かに、初期の無機塗料は非常に硬質で、窯業系サイディングやモルタルのように動きがある下地に追従できず、ヘアクラック(細かいひび割れ)を起こす事例がありました。
しかし現在では、柔軟性に優れた無機ハイブリッド樹脂が登場し、ゴムのような伸縮性をもつ無機塗料も各メーカーから開発・改良が進んでいます。
現在の無機塗料は殆どがハイブリッドになっているのではと思います。
5. リリーフ住宅の扱う“次世代型”無機塗料の特長
リリーフ住宅では、数多くの塗料メーカーの中から実際の現場での追跡データや職人の施工感、劣化確認の実績を踏まえ、以下のような“割れにくい”無機塗料を厳選してご提案しております。
特長1:優れた柔軟性(ひび割れリスクを大幅低減)
通常の無機塗料が持つ“硬さ”の概念を覆す、高分子改良型樹脂を配合
外壁の動きにも追従し、モルタルやコーキング廻りでも割れにくい実績
特長2:30年相当の耐候性(JIS基準試験済み)
国家規格「キセノンランプ耐候性試験」10,000時間超に耐えうる性能
他のフッ素やシリコン系塗料よりも高い光沢保持率とチョーキング耐性
特長3:低汚染・超耐水性能
親水性に優れ、雨水が汚れを自然に洗い流すセルフクリーニング性能
6. 他社製品との性能比較(柔軟性・耐用年数・施工実績)
近年は「無機塗料」と謳う製品が多く出回っていますが、その品質には大きな差があります。なかでも注意すべきは、「柔軟性」と「耐候年数」の表記が、実際の試験結果に基づかないままカタログ化されているケースがあることです。
以下に代表的な他社製品との比較を示します。
製品名 柔軟性(伸縮性) 公表耐候性(年) 実績年数(※)
他社A社製無機塗料 ★★☆☆☆(割れ報告あり) 25年 実使用13年で退色・割れ
他社B社製無機塗料 ★★★☆☆ 20年 5年でコケが生えた
リリーフ住宅 取扱製品 ★★★★★(実測20%以上の伸長性) 30年 15年超で光沢保持・割れゼロ
※実績年数は当社及び協力業者の施工後の経過観察による目視+写真記録に基づく参考値
特に柔軟性に関しては、JIS K 5600の「耐ひび割れ性試験」に準拠し、基材のたわみによって起きる塗膜割れの有無を検証。当社取扱製品はこの試験でも優秀な結果を残しています。
7. 国家試験(JIS A 6909)に基づく耐久性の裏付け
無機塗料の耐候性を客観的に示すためには、国家規格に基づいた試験結果が欠かせません。特に以下の試験が基準とされます:
JIS A 6909(建築用仕上塗材)
JIS K 5600(塗膜の物性試験)
キセノンランプ式(メタルハライドランプ式)耐候性試験(JIS K 5600-7-7)
当社で使用する無機塗料は、10,000時間のキセノンランプ照射後も光沢保持率80%以上・チョーキング現象なしという極めて優秀な結果を記録しており、これは30年相当の紫外線・雨風の影響を再現したものです。
一般的に300時間=約1年分の自然環境と換算されます。
8. 施工時の注意点と正しい下地処理
無機塗料は高性能な反面、「どんな下地にでも適用できる」というものではありません。正しい施工手順を守らなければ、本来の性能を発揮できないどころか、数年で剥がれや浮きのトラブルが発生する恐れがあります。
代表的な注意点:
含水率18%以下での施工が原則(※当社ではデジタル含水率計で測定)
下塗り材は無機系対応の「密着型シーラー」または「浸透型シーラー」を選定
シーリング材の選定も重要(動きに追従する高耐候型を使用)
リリーフ住宅では、すべての現場で事前に赤外線カメラ・含水率測定・目視診断を実施し、下地の状態に適した施工プランをご提案しています。
9. 過去の施工事例とお客様の声
事例①:東京都世田谷区・K様邸
「以前、他社で高耐久のシリコンで塗装をしましたが、10年でツヤが消えてしまい今回初めて無機塗料を選択。リリーフさんの説明が丁寧で信頼できたのと、施工後のツヤ感と汚れの付きにくさに驚きました」
使用製品:無機塗料+フッ素混合型ハイブリッド
築年数:築25年
施工後年数:3年目経過、ツヤ・色落ちなし
事例②:神奈川県川崎市・S様アパート
「アパートの塗装でコストを抑えたかったが、長期的にメンテナンスコストを下げる目的で無機を採用。屋根・外壁ともに10年は放置できる安心感があります」
使用製品:高耐候無機塗料+遮熱仕様
効果:真夏の室内温度が3℃低下、電気代も軽減
10. こんな方におすすめ!無機塗料を選ぶべきケースとは
無機塗料は、全ての方にとって万能ではありません。コストと性能のバランスを考慮したうえで、以下のような方には非常におすすめです。
長期間メンテナンスフリーを望む方(20年〜30年)
戸建住宅の建て替え予定がない方
汚れやカビがつきやすい立地に住んでいる方(川沿い・海沿いなど)
外観を長く美しく保ちたい方
投資物件や賃貸管理物件で修繕コストを下げたい方
11. リリーフ住宅からのご提案と安心の工事体制
私たちリリーフ住宅では、「無機塗料=高性能だからこそ、施工力が命」と考えています。
当社の安心ポイント:
診断は全て国家資格保持者が対応(外壁診断士・雨漏り診断士など)
使用塗料の“缶数”明記と、全缶現場搬入を徹底(お客様も確認可)
工事中の写真記録を100枚以上撮影・ご提出
完了後の保証書は最長10年。塗料メーカーの材料保証もセットで提供
また、「契約後に追加費用が発生しない」よう、事前診断を徹底的に行い、お見積りには下塗り材・補修材・足場費用・養生費用なども全て込みでご提示しています。
12. よくある質問Q&A
Q1:無機塗料はどの季節に塗装するのが良い?
A1:春・秋が最も適していますが、気温5℃以上・湿度85%未満であれば通年施工可能です。
Q2:割れにくいって言っても本当に?
A2:当社取扱製品は柔軟性試験で20%以上の伸長率を記録。サイディングやモルタルにも追従し、施工後のクレームゼロを継続中です。
Q3:金額は高いのでは?
A3:確かに初期費用は一般塗料より高めですが、20年〜30年塗り替え不要と考えると、“トータルコストでは最安”になるケースがほとんど。
13. まとめ:無機塗料は「未来への選択」
無機塗料は、外壁塗装の中でも最先端の選択肢です。確かな製品を、正しい手順で、信頼できる業者が施工すれば、「20年、30年、美観を保ちながら外壁を守る」ことが現実になります。
リリーフ住宅では、お客様の将来のライフプランやご家族構成、建物の築年数にあわせて、最適な塗料選びとご提案を行っております。
ご相談・診断は無料です。無機塗料を検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。